りんごの他に、主食のお米、小麦、大豆、季節の野菜も栽培しています。四季に合わせた青森の保存食の加工もしています。

ご家庭で簡単にできる、身近な保存食作りや伝統食を残したいと思っています。

旧くから伝わる農家の知恵や経験を、ご家庭でも形にしてもらいたいと日々活動しています。

目指すのは、「世界一敷居の低い農家」です。



南部ベース
代表 美曽作 友紀子

他国に依存した日本の食糧事情

人任せな食糧事情では、これから未来に起きるであろう災害、有事の際に国民に十分に食糧が行き渡らない日がやってくるのも遠くはないと考えています。

今こそ「旧きよき時代の農業」を一人一人が実践していくことが必要になる。南部ベースはそんな想いで2015年からスタートしました。

春夏秋冬と身土不二

四季に合わせた野菜を主に作っています。なぜなら、その季節に収穫できる野菜が健康な体を作ると信じているからです。春には苦いものを頂き、夏には体を適度に冷やし、秋には体を温めるもの、冬には保存食と根菜を。

この土地の土、太陽、水、風、で育った食べ物を、同じ環境で暮らしている人たちに提供したいのです。

先人たちの知恵

旧きよき時代の農業をしていた先人たちの知恵により、機械がなくても誰にでも食糧生産は可能なのです。このことを皆さんに知っていただくため、情報収集と実践を繰り返しています。

そしてそれを伝えるためのワークショップも開催しています。

  種

“たね”がなければ食べるものはできません。毎年、私は種をできる限り更新して「飢饉箱」に大切に保管します。その“たね”は、この地域の四季を何年も経験し、より私たちにあった作物になっていきます。

この“地域の遺伝子”を未来につないでいくことが南部ベースの使命です。